2014年 05月 07日
フードファディズム |
先日、友達に「この研究者の方がおもしろい」とおしえてもらった人がいます。
早速、図書館に行ってその方の本を借りてきて連休中に読みました。とても面白かったです!!
高橋久仁子 著「フードファディズム メディアに惑わされない食生活」(2007年)
フードファディズムとは、「食べ物や栄養が健康や病気へ与える影響を過大に信奉したり評価すること」と著者は書いています。
特に私が印象に残ったのは、以下の3つ。
・ある特定の成分だけを抽出した健康食品の弊害
・巧みな宣伝文句(法律に違反していないとはいえコンプライアンスをどう考えているのか疑問だと著者は言う)
・トクホ食品の実験内容(自分達が望む結果が出るような実験をすること)
特に、トクホは、テレビの食品関連のCMはほとんどトクホなんじゃないか!?ってくらいあふれているように見えます。しかし、そのトクホの効果はかなりかなーり限定的なのだと書いてありました。(そりゃそうだ!)
著者の主張を分かりやすい一言から抜粋します。
「健康食品で健康は買えない」
「野菜不足は野菜を食べることでしか解消できない」
結局、ちゃんと野菜や肉・魚などを自分で料理することが基本なのだと強く感じました。自分の健康を守るためにも、「男も女も料理ができて一人前」という考えにもなるほどと思いました。
とても勉強になった1冊でした。
そして、自分の食生活を改めて振り返ると・・・
私のトレーニー的食生活のモットーは、eat clean で、健康食品も特に摂取していない。トレーニングをしているので、たんぱく質を普通の人以上に摂っているけれど、別段変わったものを食べているわけではない。
しかし、ただ1点、後ろめたく思っていることがあります。
それは、プロテインシェイクです!
1日3回摂取しています。プロテイン、添加物たっぷりだと思います。しかし、トレーニングをしている以上、切り捨てることはできないです。eat clean に努めることで、いくらか相殺されるているだろうか・・・!?でも、こういうふうに私が考えていること自体も、フードファディズムなのだろうか・・・!?と思いました。
「みんな、私は栄養摂取とトレーニングにとりつかれている!と言うんだ」と言っているけど、私はその気持ち、分かります!
トレーニーはみんなこんな感じじゃないだろうか!?(そう思っているのは私だけ!?)
だって、どんなにハードなトレーニングをしたって、その効果を左右するのは食事です。
そして、今日、Instagram でこんな画像が目に飛び込んできました。
この本の意味とは少々異なるが、やはり私も一種のフードファディズムなのかもしれないと思いました。
by fitgirl
| 2014-05-07 23:06
| 食事&栄養
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