2018年 12月 01日
無償労働 |
早いもので、第2子の息子が生まれてから2ヶ月半が過ぎました。3056g で生まれたのですが、ぐんぐんと大きくなり、1ヶ月検診のときには5キロくらいあったので、もう今は7キロ以上はあるのかなと思います。予想より早く服がサイズアウトしてしまいました。ムチムチ系ボディなので、おむつも既にMサイズです。娘が7カ月くらいのときに履いていたレギンスも、今ぴったりです!
ということで、新生児の「わぁ、ちっちゃい」って感じの時期はもう過ぎ去ってしまいました。あの生まれたての小さい赤ちゃんの時期って、貴重だなと思いました。
そして、現在のところ、授乳間隔は1時間半から2時間くらいです。夜中に3時間くらい空くときもありますが、3時間空くとおっぱいが張って痛くなるのが辛いです。
1人目のとき、乳腺炎になっているので今回ももしかしたらなるかもな、と思っていたら、やはり、なりかけました。妊娠中にもらって残っていた鎮痛剤(授乳中でものめるやつ)が残っていたので、自己診断でよくないけど、それと葛根湯を飲んでなんとか乗り切れました。
--------
あわただしく過ぎて行く毎日で、今は本を読む時間や余裕はないけれど、以下、出産前に読んでいた本です。
左の「仕事と家族」は、最初の部分しか読めずに出産になってしまい、そのまま図書館に返してしまいました。
右の「家事労働ハラスメント」の感想をごく簡単に書いておきたいと思います。
まず、冒頭の以下の文章にハッとしました。
家事育児が無償労働であることに、今まで疑問を抱いたことはなかったし、そこに何か問題があるとも考えていなかったです。ただ、家事はめんどくさいし、育児は大変だ、とは思っていました。
この本の中で、雇用機会均等法ができた1985年は「女性の貧困元年」と言い表わせられています。理由は、家事育児を女性に負担させたまま、制度だけを作ったからということだそうです。家事育児を背負う女性に、男性(専業主婦の妻がいる)と同じ長時間労働を求めるのはフェアじゃない。
私は今は専業主婦ですが、働きたい、専業主婦でいたい、どっちの気持ちもあります。働けば収入が得られる、でも、子どもとの時間を十分確保して育児をしたい。家事育児と両立を考えると、週3日くらい時短で働くのがちょうどいいだろうけど、そういう働き方は結局、非正規雇用の不利な働き方になってしまう。にもかかわらず、日本の働き方改革は期待薄い・・・。
また、以前、OECDの調査で、最も睡眠時間が短いのは、日本のワーキングマザーというのを何かに書いてあったのを思い出しました。(たしか、藤田結子さんの「ワンオペ育児」だった気がします。)フルタイムで働いてワンオペ育児なんて、もうブラック企業並みの過酷さだと思います。
以前読んだ記事で思い出したものがあります。
これです。
日中は仕事に、夜は家事に追われ、ゆっくりと子どもとの時間をとれない現実。私もそんなに器用な人間ではないので、もし働いていたら、ただ「こなすだけ」の毎日になっていると思います。
あと、家事って対価がつかないので、働いているうちに入らない的な雰囲気が少なからずあると思います。多分、ひと昔前の男性なんかはそういう意識の人が多かったのではないかと思います。(雇用機会均等法もそういう人たちが作ったから、家事育児という問題を見落としている)しかし、実際は、炊事、洗濯、掃除、買い物、諸々の管理、育児あるいは介護、全てやると重労働だし、精神も体力も消耗します。
こういう無償労働を家庭内でひとりに負担させるのは、その人の時間と体力をほとんど奪うことになってしまうし、育児ノイローゼや介護疲れの一因だと思います。
なんだかまとまりのない感想になってしまいましたが、家事って程度の差こそあれ、生活の中で絶対に避けては通れないし、さらに日本人の家事レベルの高さを考えると、やっかいだなと思いました。うまく折り合いをつけることが永遠の課題な気がします。
ところで、去年流行ったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(女性の家事がテーマに盛り込まれている)、私はこのドラマ見ていなかったのだけど、たまに女性の労働問題を扱った記事や本でも取り上げられているのを目にします。見ればよかったな。
では、また!
by fitgirl
| 2018-12-01 13:41
| 育児
|
Trackback
|
Comments(2)
Commented
by
バンコク
at 2018-12-03 20:45
x
やはり核家族だと専業主婦でないと育児は難しいでしょうね。
タイの田舎は夫婦揃って工場勤務、親が孫の世話をするのがスタンダードです。
私のうちも近所のオバさんに家事をお願いしています、一回1,500円程です。
子供が就職して孫が出来た頃に仕事辞めて隠居ってのが一般的ですね、50〜55歳位でしょう。
高卒夫婦共働き30代前後の世帯月収20万円だと3世帯で十分暮らせます。
一戸建の3LDKが3万円程で借りれますからね、水道代500円、電気代2,500円位でしょう。
こう見ると所得は低くても日本よりもタイの地方都市の方が余裕がある生活してると思います。
何で日本はこうも忙しいのか、豊かなはずなんですが釈然としないモヤモヤを感じますね。
殆どの人が感じてるんでしょうけど、どうにもならない。
税金が高過ぎるのと、そんな利権でノウノウとしてる人も多過ぎなのもあるでしょうね。
タイの田舎は夫婦揃って工場勤務、親が孫の世話をするのがスタンダードです。
私のうちも近所のオバさんに家事をお願いしています、一回1,500円程です。
子供が就職して孫が出来た頃に仕事辞めて隠居ってのが一般的ですね、50〜55歳位でしょう。
高卒夫婦共働き30代前後の世帯月収20万円だと3世帯で十分暮らせます。
一戸建の3LDKが3万円程で借りれますからね、水道代500円、電気代2,500円位でしょう。
こう見ると所得は低くても日本よりもタイの地方都市の方が余裕がある生活してると思います。
何で日本はこうも忙しいのか、豊かなはずなんですが釈然としないモヤモヤを感じますね。
殆どの人が感じてるんでしょうけど、どうにもならない。
税金が高過ぎるのと、そんな利権でノウノウとしてる人も多過ぎなのもあるでしょうね。
0
Commented
by
fitgirl at 2018-12-06 21:31
バンコクさん
日本もひと昔前は三世代同居とかでおばあちゃんが孫の面倒をみるなんて家も多かったでしょうが、今は極少数でしょうね。
家事を担う人数も多かっただろうし、今より余裕があった面もあったのだと思います。
今の日本の方は物質的な豊かさや便利さは高いけど、精神的なゆとりや時間的な余裕はタイの方がずっとありそうですね。
そして、税金と利権!どこの国も程度の差こそあれ、このテの問題は抱えていると思いますね・・・。強力なリーダーシップを持った政治家が現れない限り、劇的に改善されることは難しいのかな・・・。
日本もひと昔前は三世代同居とかでおばあちゃんが孫の面倒をみるなんて家も多かったでしょうが、今は極少数でしょうね。
家事を担う人数も多かっただろうし、今より余裕があった面もあったのだと思います。
今の日本の方は物質的な豊かさや便利さは高いけど、精神的なゆとりや時間的な余裕はタイの方がずっとありそうですね。
そして、税金と利権!どこの国も程度の差こそあれ、このテの問題は抱えていると思いますね・・・。強力なリーダーシップを持った政治家が現れない限り、劇的に改善されることは難しいのかな・・・。